すごい事を考えるものだ

普通の人はきっとハードルを下げるために『よくわからないけど』と前置きをつけるかもしれないけど少なくとも私は本当によくわからないから前置きをつけているのだ.

 

さああってもなくても変わらない気休めの前置きは置いておいて, たまたま見かけた論文は本当にすごかった.natureにParkinson病に関する論文を見つけた.  詳しいことはよくわからないのだがすごいのだ.

 

Parkinson病の機序や病態生理などは教科書や詳しい人が解説しているはずだからおいておいて, むずかしい話を全て飛ばして説明すると(出来ないだけだが)

ドパミンがないのならドパミンを他の人(細胞)に作らせれば良いじゃないの」

ということである. マリーアントワネットさんもびっくりであろう.

 

本来ニューロンでないグリア細胞ニューロンに変える方法を見つけてしまったのだ.そして未経験者歓迎とやってきたグリア達は意外と器用にドパミンを産生し出したのだ.優秀にも程がある. そしてネズミさんで運動機能も改善したんだって.もうびっくりですよ.

何がびっくりって今までとアプローチの仕方が全然違うもの. 看護師さん少なくなっちゃったから医者に看護業務やらせるようなものよ. 無理無理無理. でも出来ちゃった.

詳しいことは全然わからないけれどもなんかすごい事を考えた人もいるのである.

 

私も負けずに新しいネタツイでも考えなければならぬ.

 

このブログを読んで論文のタイトルを知りたい貴徳な方のためにタイトルだけ

Reversing a model of Parkinson's disease with in situ converted nigral neurons

もし内容が全然違ったら今日の地震で脳細胞が他のものに変わってしまった可能性もあるから, その時は許してね